寺本隆志被告(66)

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寺本被告

事件の概要を記した新聞記事を貼ります。

www.yomiuri.co.jp

東京都北区の赤羽駅前で長年ラーメン屋店員をやっていたんだが、わりと近所のアパートの住人が、岩淵中の女子生徒を殺害した事件は衝撃的だった。当時の報道では「加害者に奥さんと小学生の2人の男の子がいて、殺された生徒はしょっちゅう自宅を訪れ子どもと遊んでいた」とあり、その時点では諸々ドラマかイシューが存在かと推察したんだが、公判中に当人が長崎で女子中学生殺人を自白したとニュースで知り、なんかこうえもしれぬ怖さを感じた。


読売新聞 2019年2月18日 
 寺本被告は1992年に東京都北区と長崎市で女子中学生2人を殺害し、東京の事件で懲役17年、長崎の事件で懲役15年が確定。服役後に移り住んだ広島市で2013年に強制わいせつ事件を起こして懲役4年の判決を受け、服役中に刑務所で再犯防止プログラムを受けた。

ウーンまあ凄い、これが司法の現実なのだと驚き呆れはするが関係する人にとってはまあ当たり前のプロセスなんだろう。勾留機関も含めて単純に計算すれば(17+15+4=36)寺本被告が娑婆にいること自体が不思議です、子供2人殺してるんだ死刑判決もあり得るのになあとため息が絶えない。

前世紀1992年の事件なものでWEB上で新聞記事など見つけられず残念なんだが、長崎での女子中学生殺人(マンション上階から放り投げて殺した)は、当初自殺と県警が判断して捜査も何もしなかった、寺本被告が公判中に自白しなきゃいまだに自殺扱いになってただろうし、そっち関係の不作為もひどく気になるなあ。

新潟県新発田で強姦致死事件を起こし無期刑が確定した喜納尚吾に関しても、警察の初動で不審死扱いだったし実は他に2件若い女性の不審死があるのに証拠がないままとか、事件とか事故とかへの対応に関し新潟県民として心許ない気持ちは強くある。

matome.naver.jp

とはいえ、人殺しで懲役刑でもきちんと服役してればそれなりで出所できるってのは反面の朗報でもあるわけ(幸福の黄色いハンカチみたい)で、そんな社会の仕組みをこうして知ったことをまあ“有意義”だったと思うべきなのか。