得手不得手もあるものだから

6週ぶりの母の通院、7月末で切れていた国保後期高齢者保険証をそのまま病院の会計に出してしまい赤っ恥、母自身「もらった覚えないなあ…」なんて言っていたのに自宅に帰ればレターケースにきっちり揃っていて、まあ後期高齢者の日常茶飯事ですなあ同居者がも少しケアせんとなあ…てな幕切れでした、診断の方はプラトーってことでまた6週間後、今度はどんなアクセクあるかな。

でもって恒例の新潟南病院アウトサイダーアートですが、このたびも新顔2名がエントリされてました。わたしにも少し親切心だの律儀な気質があればきちんと網羅し紹介するのだけれど、やっぱそこはただのおっさん、自身でわー!とびっくりしたり驚き呆れたり…まあ「感動」のことですってそんな気を使うこともないか。まあだから「ごめん、全ての作家を紹介する気もないんだしさ」とだけ記しておきます。

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西須奈津子さんの作品

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西須奈津子さんのプロフィール

絵のタイトルはプロフィールに記されてんのと違い「養護学校のスポーツ大会」です紹介文の中身は同じ、しかしでもゆがんでるね歪んで見えているのか歪んでしか描けないのか、一列に並んだみなが同じ方角に歪んでいるので、観賞するこちらでは「世界がこんなふうに歪んで見えてんのだろうな」と思うしかない、つまりは整然と狂っているこの作品なわけででもその戦慄がそれなり美しい。現代アート石田徹也が描く孤独や不安のような寓意性社会性などみじんもないが、期せずして石田徹也のポスターをギリギリ破ってせり出してきそうななにか“怖くて強いが見たくはない”不穏なパワーにたじろぐ…ってことは“孤独や不安”ってのはわりとこう生きる悩みとしては前頭クラスっていうか、上には上があるってことだね。

cotocoto-museum.com

えと、以前から南病院廊下に飾られたアートのいくつかを紹介したのだけれど、それらの作品を所蔵・貸出している組織が「まちごと美術館CotoCoto」だそうです、西須奈津子って作家が無名とは思えず、検索したらすぐ出てきました。いままで見てきた作家のプロフィールや作品もそちらのホームページで見ることができます。いま一葉西須奈津子のアートを貼ります、タイトルは「バーベキュー」写実なのよねときっちり感じる。

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西須奈津子さんの作品「バーベキュー」