鳩の死

 だいぶダイアリをさぼってしまった。けっこう仕事環境がきつく、じっくりゆっくりぼんやりできる環境になかった。まだまだ職場では埒の明かない難問難題、人事関連のごたごたイライラも続いている。職場の責任者には「2月末でフルタイムは終了、あとは短い時間の仕事で願います」とお願いしていて受理されている。

ま、そうなったならいろいろ溜まってる個人的な作業等々に時間を使えるだろうし、こちらや、いまひとつのブログをきちんと続けていく方針です。とはいえ新年、分かっていても多忙繁忙の年末年始に翻弄された、もうゴールデンウィークも旧盆も来年の年末年始も「そんなのカンケーねー!」と言える立場になりましたホッとしてます。

でもって昨日の鳩の死。いやー凄かったですねわたしの眼前で鳩が激突死した。トビ(カラスではなかった)に追われ逃げ惑った鳩が勤務先巨大ショッピングモール入口風除室高所透明ガラスにズドンと激突、迫っていたトビは寸前に体をくねらせ羽音を残して飛び去った。ほんの数メートル先での出来事で瞬間を見ていたのはわたしだけだが、悲鳴が漏れたね「ほー」とか「ひー」とか。玄関先に落下した鳩はまあ即死、首が折れただけではなく衝突の衝撃でしょうね喉とか胸とか裂けてんの。

わが巨大ショッピングの清掃作業では、もう鳩は害鳥で立体駐車場にたむろしウンチし外周作業員を日々悩ませてるので、実際カラスでもトビでも、鳩の天敵が上空をパトロールし奴らを威嚇してくれるのは有難いことなのだが、とはいえ眼前での突然の死なものだ、わが精神に死が突き刺さった。まあそうでなくても清掃作業者だもん死体の処理はうちらの仕事だから気を取り直して手近のポリ袋に死骸を詰めてから作業を続け、手が空いてから構内の緑帯に除雪用スコップで穴掘り葬った。そうね、死は隣合わせなのね激突死か猛禽に喰い殺されたかいずれにせよ死ぬ運命だったか、猛禽にしてもわたしがおらねば床の死骸を持ち去りおいしい夕餉を迎えられたのに、少し運命が狂いもう一羽を狙いに行ったかもしれず、まあその程度には世界はふつうに進んでいてわたしはその渦中で「ブログに載せよう、やっぱブログくらい更新できる環境に戻ろ」と決心したのであります。画像はマグリット「大家族」。へえオリジナルが日本の美術館に常設トは知りませんでした。

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6億円のマグリット