小正月です

15日は小正月。小学低学年時(55年昔だ!)に住んでいた新潟県中越地域ではこの日に賽の神ですか、やぐらに組んだ正月飾りや門松、書き初めの反故など燃して神様を天に帰してやるみたいな日ですね。その火でスルメや餅を焼き、小学生のわたしもお酒を一口貰ったりというまあ正月終わりを感じる。

つげ義春の「ほんやら洞のべんさん」はこの時期に山古志だか中越の山奥にある暇な旅館での一夜を描いていて、べんさんのお嬢さんはワラ帽子を被って鳥追い行事に参加していて、でもわたしにこういう経験はありませんね、上越の田舎出身の母が子ども時代にあったそうです。でも「ほんやら洞…」で錦鯉喰っちゃうけどいいのかね、50年昔の所業にしてもやっちゃいかんだろ。

下越地方だと繭玉っていうか小さくてカラフルな餅を飾るとか、十日町ではチンコロって繭玉より幾倍でかいチンコロっていうやっぱ餅で作る犬とか干支とかを飾ったりする…けどわが家はそんなのもしないなあ。「ほんやら洞…」みたいな豪雪は新潟県のどこでも見られず、新潟市民で毎日車を運転する身としては最高に楽な季節だけれど、テレビのニュースで「雪乞い」してたりで、大変ですね。

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べんさんそれなり家庭の事情がある