2ちゃんまとめBIPブログより「底辺医師だけど、コロナとか発熱とかについてつらつら語る」を貼ります。
俺らは症状を見た時に、よくある疾患を疑いつつ、稀にしかないが見逃すとまずい病気を考える。
例えば胸が痛いならよくある病気は胸膜炎とか逆流性食道炎、見逃してはいけない疾患は心筋梗塞や大動脈解離とかって感じや
「なんか医者っぽくてかっこいい!」とレスが付いてるが、そうね臨床の技術ってそれら経験値のボリュームなんだろ、問診触診で愁訴を超えた診断ができるのだろう、そんなドクターが新型コロナかインフルかただの風邪かその他大勢かの自己診断の指針を教えてくれている。
こちらのスレッドからすこし以前(4月5日)にも底辺医師と名乗るスレ主が検診や検査関連のコストパフォーマンスを伝授していた。
なんか、偽医師だろとのツッコミレスがうざいだがそれは仕方ないか、底辺医師というネームで医学・医療の啓蒙をはかる集団があるのかもしれない。
まあそれはとてもありがたいことで、でもわたしにとって底辺医師っていうと米山公啓かな?聖マリアンナ医大卒です、当時は川崎医大と偏差値ビリ争いしてましたってあれ?今も変わりないか。
米山公啓を作家としてほとんど評価はしてないけれど「聞きのがせない医師語・ナース語」正続(徳間書店)はもう30年近く昔の啓蒙書だけれど今もわたし書架に常備しておりいろいろ役に立ちためになる便覧です。本当は改訂版をぜひ出版してほしかった、そういう書籍です。
【血ガス】血液ガス。血液の中に溶けているガスの総称。一般には酸素、炭酸ガスが問題になる。血ガスを取るときは、重症で医者も焦っていることが多いので「血ガス取るから氷持ってきて」と叫ぶことになる。…(後略)」
この後半に記しているが、パルスオキシメーターの出現以前には肺炎だの肺気腫だのを手作業で計っていたのが分かり、医療の変遷を知るメルクマールにもなるしオフィシャルでないインサイダーとしてでも、改訂版があってしかるべき書物だと思う。ああそうだ表紙カバー画は唐沢なをきですと、とてもすてきな漫画家の名も記しておきます。