朝陽に向かって走れ

 中学生の頃だった「夕陽に向かって走れ」という映画を見た。ニューウェイブ西部劇というのかタイトルは「明日に向かって撃て」のアンサーみたいだちょっとみっともないなだったし映画自体もなんかこう暗く悲しく絶望感に溢れっぱなしで、やっぱ夕陽に向かってたんじゃいかんと気が滅入った記憶しかない。ジェームズガーナーの「夕陽に立つ保安官」はでも、間抜けで明るくハリウッド臭さに溢れたいい映画だったが。

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すてきで楽しい西部劇はいいものだけれど、今日のタイトルはわたしの通勤ルートでの光景です。戒厳令が全国に広がって布告され、わたしの職場である巨大ショッピングモールも専門店街が昨日から封鎖(閉店)する事態となった。このままでは三分の二の作業現場がなくなっちゃうわれら清掃スタッフは今後どうすればいいのかも分からぬまま、昨日今日と「事務所の意向が示されるまでは現状のまま清掃作業」ということで、半ば途方に暮れつつ今日も作業を行いました。

午前5時20分頃、自宅を出て鳥屋野潟を巻いての通勤ルート。ちょうど日の出と重なり運転はしづらい対向車もいないんだし、速度は控えめで“朝陽に向かって”車を走らせてます。

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ううっ眩しいぜ

早朝開店前作業や深夜閉店後作業は、まあ基本だから店を閉めていても入るべきだが、中途の巡回清掃・フードコート作業は「要らない」って事務所から一言いわれれば戒厳令解除まで仕事がなくなる。明日はわたしフードコートの助っ人で、何をどうすればいいのか分かんないまま出勤するしかない。明日は午後3時過ぎ出発なので画像のように「朝陽に向かって頑張るぞⅠ」という気分になれないわけです。