作品を誉めてはいないのね

7月12日、岡井隆死去でスレをたてた。その際にも「天声人語で丸々岡井の人生の軌跡を示している」と記そうとして、丸々→○○に間違えたままになっている、なにか禁止用語があるようで面白い、ただの間違いです。

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2020年7月14日付朝日新聞 <私>の解放、前衛短歌で 岡井隆さんを悼む 歌人・細胞生物学者永田和宏

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ノーベル賞学者である大隅良典博士の友人であり研究者仲間である永田和宏教授が授賞式に同行した際の新聞記事もあります、2016年ですね。

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以上三点、朝日新聞記事なので有料でないと全て読めないが失礼。世界レベルで誇れる業績を持つ研究者であり、歌人としても著名である永田和宏が、若き日に岡井隆に日常の仕事と芸術活動との葛藤に関してぼそぼそと訴え問うたと寄稿文にあり、でもまあほとんどの歌人は歌作だけで食っていけず、そういう意味では普遍的な問題でしょうか。

せっかく追悼文を記すというのに、選ばれた短歌は3首でそれもみなヘンテコつうか後の世に残るような秀歌ではなく、そのへんを含めて岡井隆の軌跡、生きざまだったのか。書店で岡井隆の「短歌の作り方」みたいな本を眺めたことがあったが全編、素人の作品とその添削だけが並んでいて、これで本を出すって厚顔だなと呆れた思いがある。