奈良の友人から米を貰った

友人ってのは奈良県に住む農家のAくんで、お互い大学1年生の時の部活で知り合い、武蔵境のアパートにはよく泊まりに行ったし、お酒を飲んで馬鹿話を一晩中して昼頃起きて、大学に行った。

大学で変なことが一つあった、メインのでかい学食でなく研究室の多く入る棟の学食がリニューアルされ、そこに小瓶だがビールが提供されていて「いいな、昼間から学校で飲めるな」とAくんと二人で午前中から飲みはじめ2人で何本飲んだか分からないが、とてもいい気持になり、ところが次回食堂に行くとビール小瓶の販売は停止されてました。俺ら呑み過ぎて問題になったんだろう。グラスワインは提供されていたので、仕方なく2人で美味くもないワインを午前中から飲みました、ワインはその後も食堂のメニューに残ったのでそれはよかった。

文学部国文科卒業後Aくんは故郷奈良県に帰り、高校の先生になったと当人から聞いたんだったか。28歳でわたしはやっぱ学友の一人と小さいラーメン屋をはじめて少し経った頃、お店に電話があり「懐かしいなあ」って感じでAくんといろいろ喋った。何かカナダに行った話をしていたが、どういう経緯でいったのか忘れた。バブル前だったがまあ誰もが海外旅行できる時代が訪れたわけね。

音信が復活したのが7年ほど前か、先方から電話があり「イノシシ肉食べるか」と聞いてきて、まあいただきましょうということになった。互いに50代後半で教頭か校長に出世してんのかと聞いてみたら、家庭の事情とかで自宅に戻り農家をやっているとのこと、農地にイノシシが出るので罠を仕掛け捌いた奴をわたしに贈ってくれた。3年ほど続いたかな、ボタン鍋より塩焼きが野生のイノシシでは美味いです。

試験的に作ったエゴマ油を送ってもらったこともあったが、今回は米だ。新潟県民に米送ってくるとは、相当の自信作なんだろ-なんだがコメ袋には何も書いてなく、昨晩電話で「試験的に作った『いのちの壱』という品種や、食レポしてえな」と、教えてくれた。

特別栽培米 岐阜県飛騨産 いのちの壱(クオリティ飛騨)

ホームページ読めば、どういうお米か分かるかもだが、すげえ5キロで4600円だぜ、わが家は西蒲区篤農家から30キロ玄米1万円プラス義弟氏がなにかプレゼントみたいで、そんな高価格米いただいたことない。もらったのは昨日なのだが、まだわが家では新米炊いてない。おふくろの考えですんで、奈良の米を食べたくなったら食膳にのぼるかな。奈良の友人に会いたくなりました。

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