昨日退院

入院三ヶ月、アルコールと縁が切れた身体になったか不安はあるが退院。酒を不味く感じる薬レグテクト処方してもらい、毎食後2錠ずつ2年間だか服用せよとのこと、わざわざ「どれほど不味くなるか」試すほどのわたしではないので、アルコール飲まず暮らしてゆくつもり。

妹夫妻に昨日迎えに来てもらい、その後説教というかこれからの心構えを説かれ、また今日も朝食後に顔を出してもらう。孤独が悪いことと分かっているのだろう。以前は老人病の母との暮らしだったが、母は老人病院に入院したまま、もう妹のこと分からぬ状態だそうだが、本当の寝たきりではないが限りなく死に近い病者として老人病棟に居り、帰ってくることはないだろうと妹の話。

孤独は仕方のない事で、だから飲酒生活に戻るという気はない。孤独でなくなるために「断酒会・AA」に行くことも考えている。そう簡単に孤独でなくなるわけもない、少しずつ頑張るし孤独な人だって飲酒せぬようコントロールはできるだろう。

入院中におかしな体験。3月15日の朝、目覚めたとき「今日は3月15日、今日から禁酒生活だ!」となんか元気に飛び起きてみてから「いや違うだろ、以前から入院禁酒してたろ」と病室ベッドで考えたが、じゃあいつから禁酒していたのかを覚えてない。それどころか昨日以前の記憶がまったくない。

入院した前後「今日から入院だな…」など感じた記憶はかすかにあるが、入院して何してどうしてどうなったかを覚えていない、それどころか入院する前の記憶もないんだな、今年の正月大地震があったことも忘れていて昨日、妹夫妻と帰宅した際に「地震で玄関とか壊れたけど大工さん忙しくて秋まで来れない」などといわれても何のことやらで、自宅玄関前の三和土部のひび割れを見て「ああこれだ」と思った次第、でも地震のことも思い出せずそれ以前の母の重態、入院も覚えていない、それどころか昨年一年間何をしていたか隣の一家にどれほど迷惑かけたか全然忘れている。入院して1カ月半で身体に残っていたアルコールが切れたんだか、アルコールに支配されていた脳の部分が動き出したのか、それにしても一切の記憶が失せたのは困った次第。

記憶に関しては、こちらブログなどで何か少し思い出すかもでそれがダイアリの利点なはず。また明日からもダイアリ続けてゆくつもり。短歌の方も病院で作り続け(15日以前のもある、記録は大切)、そこそこの出来なやつは兄弟ブログ「置換計画」に載せようと思う。