みなもと太郎・千葉真一

みなもと太郎は8月7日死去、74歳。21世紀に入って以降の彼の仕事ぶりはまったく知らない。それ以前もあまり良い読者ではなかった。ハムレットシラノ・ド・ベルジュラックなどの世界名作劇場(曙出版)は読みました悪くはなかった。wikiにもその他載っておりますね。

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わたしがお世話になったのは朝日ソノラマ版月刊「マンガ少年」に連載された「おたのしみはこれもなのじゃ」。残念だがわたしタイトルさえ忘れていて、訃報を知り上記のwikiでビブリオを見返し、そうだっけそんなタイトルだっけと首をかしげた。無論和田誠の本家を模していたのは分かっていたけど。本家と同じスタイルでマンガの似顔って変だがの下に作者作品名ゼリフ(?)の紹介。その連載で幾人かの重要な漫画家をわたしは知ることになった。吾妻ひでおは「ふたりと五人」など知ってはいたけど「やけ天」はこちらではじめて知りそれ以降あちこち追いかけはじめる。萩尾望都もこちらで知った。竹宮恵子はそれこそ「マンガ少年」に「地球へ」連載してたけど、それ以外の少女漫画家を知らずにいたので、萩尾望都倉多江美樹村みのり岡田史子…多くの少女漫画家を「お楽しみは…」で教えていただき新しい世界を知ることができました。

千葉真一は8月19日死去、82歳。わたしは一時東映やくざ映画志穂美悦子カンフー映画のファンだった時期があり、それ関連で千葉ちゃんのスクリーンを覚えている。面白いもんでよく覚えている2作品とも「ちょん切っ」たり「潰し」たりする映画でした。一本目が「少林寺拳法」で安岡力也のヤクザ者が女子高生だったかレイプしたってんで千葉ちゃんがふんづかまえて陰茎をハサミでちょん切っちゃった。もう一本は「沖縄やくざ戦争」でこちらは敵対組織の若頭だった室田日出男の睾丸をペンチで潰しちゃうって、見ていて息苦しくなった。「少林寺拳法」のほうはめでたしめでたしだったが「沖縄やくざ戦争」では松葉づえの室田からの指令で千葉ちゃん射殺され、ああいうことはしちゃいけないなあと、当たり前だが痛感しました。

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