今日もNHKラジオのこと

日曜午前8時NHKラジオは「音楽の泉」、本日はハイドンのチェロ協奏曲第1番だそうで解説では「楽譜は長い間失われていたが、1961年にプラハで筆写譜が発見され…」という経緯があったそうで、とはいえ聞いていて「邪魔にはならないかな…」という程度の名曲だったかな。びっくりはお次、残りの時間でハイドン交響曲第13番が演じられ、先ほどのチェロ協奏曲同様はじめて聞いたんだが、第4楽章はじまったところでなにこれあれれ?状態ですわ、なんだこれ聞いたことあるじゃん。

あの有名なモーツアルトの41番、第4楽章最初とおなじ旋律じゃないの、そのうえ同じように旋律が繰り返されてる。

「第一ヴァイオリンのピアノで始るこの甘美な同じ旋律が、やがて全楽器の嵐のなかで、どの様な厳しい表情をとるか」by小林秀雄「モオッァルト」

なんてこったい、モーツアルトの41番ジュピターって盗作?ラジオから流れるハイドン13番は、やっぱジュピターと比べると貧相で弱っちいかもだけど、本家本元を小林秀雄は知ってたのかな。

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wikiの画像貼りました。また「クラシック音楽へのおさそいBlue Sky Label」という老舗WEBでも「ジュピターみたいだよ」と記してあって、そっかそんなもんなのか。フィナーレをクリックしてみてください。

www.yung.jp

第4楽章:Finale, allegro moltoモーツァルトのジュピターののフィナーレと同じ音型が使われているので驚かされます。
もちろん、順番は逆であって、さらに言えばあの音型は多くの作曲家によって使われたものなので、そう言う類似が生じるのは何の不思議もないのです。
ただし、こちらはモーツァルトのような「フーガ」ではなくて「ソナタ形式」で書かれています。

何の不思議もないのですかね?モーツアルトのキラキラ星変奏曲だってあるしね、そういう意味で盗作?ッて著作権の概念がなければ意味のないこと?そのへん、ちょっと分かんないなあ。