夕ご飯の準備の前に

今日は日曜、明日は祝日、無職となってしまえば、曜日や祝日ってもそんなに関係なくなる。サービス業が長く、20代で古町「カフェ・ド・パリ」勤務2年、その後赤羽ラーメン亭で22年だっけか。どちらの職場でも土日祝日は多忙が当然で、緊張もしたしくたびれもした。

「悠々自適になれば、今度はこちらが出向こうじゃないか」と、復讐を考えていた…なんてことなく表で食事なんて面倒って70歳前爺になっちゃう。なんでだろう、もともと食事やグルメなんぞに興味がなかった、よい味うまい店なんかをあまり気にしなかった、その他もあるか。

飲食店で働いて、食べ物飲物の知識はそこそこあるが、あまり「美味いまずい」のほうを気にしなかった。もちろん美味しいラーメンを提供したつもりだが、わたしから提案なり批評なりをし、味を良くしようと頑張ったとか覚えがない。一生懸命に仕事しようと思い頑張り働いたけれど、味関係は他のメンバーに依存しちゃってたな。味音痴なわたしだった。

グルメ関係とかブキッシュな知識は多く持っていたのだけれど、休みの日に有名ラーメン店に出向き、味を盗もううまさを極めようなんて気にはならず。美味さは分かっても、それ以上の美味を追求するとか、店の味を良くするとか、そちら方面はわたしには全然向かなかった。

母と二人で、米を一日1合焚いて、それを二人で3食。食が細くなった母に合わせ、わたしも茶碗にほんの一口ご飯をいただく。今後のわが家の健康とか考えると、もうちょっとわたし頑張んなくてはならぬかもだが「まあいいか、あるものを食べてれば」って感じ。そろそろ、晩ご飯の準備をしようか。