活字を追えず、文字を読むのが苦手に

本を読めなくなっただけでなく、新聞も雑誌も、ざっと拾い読みさえせずに暮らしている。

毎日、水原紫苑の短歌を一首読み込み、本歌取りってか換骨奪胎、似ても似つかぬ駄作に仕上げる作業は続いているが、そちらも彼女の短歌以外はほとんど目を通さぬ。

文字を目で追う作業が苦痛のようで、今後いろんなシーンイシューで当惑しちゃうだろう、気付いた現時点で、何らかの対応→読む訓練をするしかない。

わたし、数十年にわたり趣味として文庫本に挟まっているチラシを収集していた。10近い書肆から出ていた文庫各月の新刊を各々購入、すべて読了とはいかなかったとしても、ほぼ目を通した。それができなくなったのは2013年、9年昔だ。その時は確実に目が悪くなり、文庫本を老眼鏡で追う作業が億劫になり、コレクションのために月に10冊の文庫買うって「意味ないなあ」と思い、収集をあきらめた。

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その後はもう細々と「文藝春秋単行本に挟まる月刊リーフレット」のみの収集とし、それは今年の2月まで続けた。その作業もおっくうになり、そちらは老眼のせいというより、本を読み意味を理解し租借する力の衰えが、ぐいと進んだせいだと思う。

こちらブログでも「老化・衰え-物忘れ・失敗・齟齬…その他いろいろ」老化に関するイシューを記すが、脳の衰えのせいで本が読めなくなったのだと、分かっている。

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9月1日付そちらのブログ、また再開しますとブログに記しでもその後も新刊は買わずブログも更新できず、本日に続く。自覚症状は諸々あっても、何とかしたいという感じに書かれていて、でも結果2か月無駄にしちゃった。

本当に活字が読めないのか、小説やルポ、ドキュメンタリー、自伝評伝、コラムその他本当に読めなくなっちゃったのか、いやいや9月に購入した寺地はるな「タイムマシンに乗れないぼくたち」きちんと読んで、それなりレビュー記しているし。

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毎日3時間だけど仕事をこなし、地域自治会ボランティアとしてほぼ毎日植物の世話して、高齢要支援者の母と暮らし家の作業もしていて「本が読めない」と言い訳をしたくない。

なんとか文藝春秋の新刊案内今年の分をまず集めたい、3月から10月までの出版物から各月1冊購入し、読み込みたい。さあて、ここまで記してそれでもダメなら、やっぱ脳の萎縮とか耄碌とか老人病に罹ったのだと諦める。

無理はせぬが、読書は楽しみと、これからもわたしの暮らしの喜びとしてゆきたい。明日はデカい書店に行きたい。大変だね、こんなに鼓舞せねば喜び楽しみに近づけない。