暑い新潟、家の中でぼんやり

先日から書き連ねている軽度認知障害に関する困りごとや絶望感などだが、本当に人間ってこうして駄目になってゆくのだろうな。うちの母はわたしより半周ほどリードした要介護度3の認知症患者であるが、あちら92歳。

今年初めまでわたしに家事などやらせず、午前6時に起きて湯を沸かし朝食準備をしていた母だが、まあ本当に食事排泄、あとお客さん来場の時最低限身体を起すが、それ以外は寝たきり老人。ある意味で余生という時間がもう限られている母だが、そのへんは呑気で道家の夫子っぽく「生とか死とかも考えるの面倒くさいんだな」と、傍で納得している、いやいや、違うかもしれない、焦ったり怖がったり内心しているのかもだが。

認知症患者と軽度認知障害者の棲むわが家だが、こんな風な暑いだるい新潟市のせい、冷房使わぬわが家のせいで、ぼんやりダル気に母はベッドに寝転がりわたしは座敷でパソコンを打ち、暑さを甘受し扇風機の風に当たり、母はいまなに考えてるのか。わたしは今「新潟の青空は濃いなあ」と感じ入ってる。

画像は現在午後1時半の新潟市上空。いやになりそな青空。