認知症の人ですいろいろ不自由だが、この生き方でしか暮らせない過ごせないんだ。文章を残しておきます、認知症で生きるじいさんの日記として。
昨日のことを思い出せないだけじゃなくて、ほんの少し前にわたしが何をしていた何を感じた思った、それらを思い出せない。きっとメモしてもそれを読めるというだけで、思いまでは伝わらぬだろう。
とはいえ、認知症だから記憶力なしで暮らすしかないとは言えぬし、覚えておけねばこうした場所に証拠として残すのは大切かな。まあほとんど読み直すことなどなかったダイアリだが、今後ば備忘録としての役割を果たしてもらおう。たとえば本日のカレンダーに「一雄ディサービス」と記してあって、たしかに午前中に迎えが来たし正午過ぎに送ってもらえディサービス完了だろうが、２時間後の今「俺ディサービスでなにしてきたっけ？」状態になっている。
入浴したっけ？医師から診察とかしてもらったっけ？ヘルパーさんから優しく介護してもらったっけ？すべて覚えていないんだ。だったらメモ帳って思わないよね、ディサービスでメモ帳取りたくないしね。生きていくんだがもう今後は「生き方」なんていってられないんだなと、認知症の人としてしょんぼりな本日でした。
